低音障害型感音難聴と生きる

2021年に低音障害型感音難聴と診断された、30代後半男性が綴るブログ

低音障害型感音難聴になったら飲む薬

今回は低音障害型感音難聴のお薬を紹介します。これはあくまでも私個人が処方されている薬ですので、詳しくは主治医の先生に質問・相談してください。

今、私が飲んでいる薬は3種類、1日3回毎食後です。

 

①イソソルビド内用液

液体のお薬です。1回1包飲みます。

「めまいを改善する薬」らしいです。私は目眩はないのですが、内耳のリンパ液を排出する効果があって、それが耳の「ぼわわーん」に効くそうです。

これ、処方される時に、必ず先生から「不味いですよ!」と脅されます。封を切った時は柑橘系のいい匂いがするのですが、甘くて、苦くて、辛いです。でも、個人的な感想としては「まずいっちゃまずいけど、普通に飲める」レベル。お子さんとか、味覚が敏感な人にはつらいのかな。

耳鼻科の先生は「説明書にはコーヒーとかジュースに混ぜたら飲みやすいとか書いてるけど、そのまま飲んだ方がまだ飲みやすいよね」って言ってて、確かにその通りだと思いました。ま、毎食後飲むんで、すぐ慣れます。

イソソルビド内用液

②カリジノゲナーゼ錠

錠剤です。1回1錠飲みます。

これは「血管を拡張し、血液の流れをよくする」薬らしいです。これも目眩に効くらしいのですが、低音障害型感音難聴の場合、メニエール病と違って目眩はほとんどないので、正直なところ効果はよくわかりません。味も特になし。

当初は「アデホス」という粉薬を出してもらっていましたが、気分転換に変えてもらいました(当然ですが変化は感じていません)。

カリジノゲナーゼ錠

③ストミンA配合錠

これも錠剤。1回2錠飲みます。

「耳鳴を和らげる」薬だそうです。これがよく効くので助かります。たまに耳鳴がひどくなるんですが、この薬を飲むと治まってくれます。これも以前は「コバラミン」というのを出してもらっていたのですが、個人的にはそれよりも効く気がします。

ちなみにこれも無味無臭。

ストミンA配合錠

気になるお薬代は?

気になる一か月の薬代なんですが、3割負担で4,230円です。ちょっと高いですね。イソソルビドが薬価121.1円なので金額を押し上げています。

でも調子のいい時は飲まなかったり、時々飲み忘れたりするので、実質1か月半ぐらいは持ちます。それでも高いけど。

 

ずっと飲み続ける必要はあるのか?

一生完治は難しいと診断はされたものの、薬はいつまで飲む必要があるんでしょうか。

先生は「症状がおさまっている時は別に飲まなくていいし、病院も来なくていいです。再発したらまた薬を出しますんで」と言ってくれてはいるのですが、そんなに長期間、症状が治まったことは、残念ながら今のところありません。おさまったとしても大体2、3日で再発、といった感じ。今のところ、私は薬を飲み続けないといけないんでしょう。

 

薬代が高くて困っている方へ

というわけで、低音障害型感音難聴になってしまうと、結構薬代がかかります。私はこれ以外に持病はないのでまぁ何とかなるのですが、もし本人や他の家族の方が、別の病気の治療を受けている場合、医療費がかさんで生活がちょっと厳しい、ということになるかもしれません。

そういう方のために、高額療養費制度という制度があります。

 

高額な医療費を支払ったとき | こんな時に健保 | 全国健康保険協会

高額療養費制度を利用される皆さまへ |厚生労働省

 

高額療養費制度というのを超簡単に説明すると、自己負担限度額を超える分の医療費(もちろん薬代を含む)が返ってくる制度です。自己負担限度額は所得によって変わります。病院や保険協会に相談すれば、詳しく教えてくれると思います。

「お金がないから病院に行かない」というのは絶対にやめましょう。耳が聞こえなくなったり、体が動かなくなってしまったら、取り返しがつきませんからね。どうしても金銭的に厳しい場合は、日本では一時的に生活保護を受けることもできます。困っている人を救済するための制度ですから、使わないと損です。その時は役所に相談してみましょう。

 

何よりも身体と命を大事に。しっかり治療を受けて、薬を飲んで、病気と付き合っていきましょう。